そうべえ、大活躍の巻。


童心社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

そうべえ ごくらくへゆく

作・絵

田島 征彦 文/ 絵

出版社

童心社

発行日

1989年10月20日

楽しんだ歳

5歳

内容

じごくのそうべえ』の続編です。

軽業師のそうべえが、いつもの様に『一世一代の軽業』の綱渡りをしておりました。
『そうべえおんど』を踊りながら綱渡りをしておりますと、急にもの凄い風が吹いてきて、吹き飛ばされてしまいました。

飛ばされたそうべえが落ちてきたのは、医者のちくあん先生の所でした。
ちくあん先生の家には、例によって町の人たちを騙してお金を盗ろうとしていた山伏のふっかいが、突風でやぐらから落ちたので運び込まれていたのです。

落ちてきたそうべえは、ちくあん先生とふっかいの上に落ちてきたので、3人はまとめて地獄行きです。

3人は閻魔様に糞尿地獄へ放り込まれてしまいました。
今回は集団食中毒の死人が沢山来たので、糞尿地獄はしっかり満ちています。

3人とも糞尿地獄は入り込んでしまいましたが、そうべえ達が引っ張ったので、閻魔様まで糞尿地獄へはまり込んでしまいました。
その時、ふっかいのまじないが利いて、糞尿地獄がカチカチに固まってしまいます。
閻魔様まで固まった糞尿地獄から出ることが出来なくなってしまいました。

困った閻魔様は3人の言う通りに極楽へ連れて行きました。

極楽へ行き、気分のよくなった3人は大騒ぎで踊りだします。
ところが、そこへ阿弥陀様に見つかって怒られてしまいました。
極楽では蓮の花の上でおとなしく座っていなければならない規則なのです。

そこで医者のちくあん先生は、南蛮渡来の眠り薬で阿弥陀様を眠らせてしまいます・・・。

読書後の注意

地獄の次は極楽へ行ったそうべえ達のお話です。
やっぱり子供が妙な関西弁を使うようになります。
 

17.11/12