抱腹絶倒。


童心社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

じごくのそうべえ [桂米朝 上方落語 地獄八景より]

作・絵

田島 征彦 文/ 絵

出版社

童心社

発行日

1978年5月1日

楽しんだ歳

5歳

内容

軽業師のそうべえ、松の枝から酒蔵の屋根まで綱渡りをしていたら、バランスを崩してまっさかさま!

気がついたら黄泉の国へ行く道を歩いておりました。
そこで、火の車に乗ってきた歯抜き師のしかい、医者のちくあん、山伏のふっかいの3人と出会います。

4人は仲良く三途の川を渡り、閻魔大王様の前に引き出されて、めでたく地獄行きが言い渡されてしまうのです。

4人が放り込まれたのは、糞尿地獄。
けれども最近は水洗便所が主流になってしまったので、糞尿地獄に糞尿が集まらなくて、底で固まっているだけです。

困った閻魔大王は、人呑鬼に4人を飲ませてしまうことにしました。
けれども、歯抜き師のしかいが人呑鬼の歯を全部抜いてしまった為、4人は丸呑みで人呑鬼のお腹の中へ・・・。

鬼のお腹の中は色んなものが一杯ぶら下がっています。
医者のちくあん先生が指差した紐をそうべえが思いっきり引っ張ると、人呑鬼は大きなくしゃみをし、ふっかいが棒を引くと、腹痛を起こして青くなってしまいます。

そうべいと4人の仲間が地獄で大暴れする愉快なお話です。

続編として『そうべえ ごくらくへいく』『そうべえ まっくろけのけ』があります。

読書後の注意

臆病者の上の娘は最初、表紙の絵で怖がっていましたが読み始めると凄く楽しい内容なので、すぐにお話に引き込まれていました。
ただ、子供が怪しい関西弁になります。
 

17.11/8