こんなたまご、孵してみたいな。

おおきくしてみる?
童心社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

ゆうれいのたまご

作・絵

せな けいこ 文/ 絵

出版社

PHP研究所

発行日

1992年6月5日

楽しんだ歳

3歳

内容

昔、大きな木の下に何だかへんな卵が三つ落ちていました。
白いのと、青いのと、赤い卵です。

通りかかった男の子がその卵を拾って家へ帰りました。
でも、何の卵だか分かりません。
眺めているうちに赤い卵が割れて、中から赤い小さな手が出てきました。

なんと、卵から孵ったのは、かみなりの子供でした。
小さな太鼓を鳴らしながら、稲光を光らせながら天まで昇っていきました。

次に割れたのは青い卵。
2本の足だけ飛び出して、小川まで歩いて行って飛び込みました。

卵から孵ったのは河童の子供でした。
小川を泳いで行ってしまいました。

でも、残った白い卵は男の子が懐へ入れて温めても中々孵りません。
それどころか冷たくて冷たくて・・・。
あんまり冷たいのでつい落としてしまいました。

すると中から出てきたのは・・・。

読書後の注意

次から次とおばけの卵を孵してしまう男の子に感心してしまいます。
普通は怖くなってしまうものだと思うのですが・・・。
おばけも人間も大らかな『せなけいこおばけ絵本』だからですね。
 

17.10/4