ふたつの山の間に小さな郵便局がありました。
郵便局長はうさぎのはやきち。ゆうびんうさぎと呼ばれています。冬のある日、おおかみのがぶりが「サンタさんなんていない!」と、かわうそのちびたと言い争っているのを見つけます。
がぶりは、まだ一度もプレゼントをもらったことが無いのです。
ゆうびんうさぎのはやきちは「じゃあ、ぼくがサンタさんに頼んであげる」と約束します。
でも、サンタさんに手紙を出してもクリスマスに間に合いそうにありません。
はやきちは自分がサンタさんになってがぶりにプレゼントしようと思いつきます。
さて、クリスマスの夜。
がぶりの家にプレゼントを持っていこうとすると、郵便局に白熊のサンタさんが飛び込んで来ました!
なんと、トナカイがお腹をこわして救急車で運ばれてしまったのです!
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