内容
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ある日、にこにこばあちゃんは家に帰ろうとしていたら、古い壷が落ちていました。
花でも植えようと思って中を見ると、何と金貨が一杯入っていました。
『わたしゃほんとにうんがいい!』
にこにこばあちゃんは、壷が重いのでショールで引っ張って家に帰ります。
金貨の使い道を考えながら歩いていて、ふと振り返ると、金貨の入った壷は銀の塊に変わっていました。
『銀の方が色々作ってもらえる。わたしゃほんとにうんがいい』
銀の塊を引っ張って歩いていて、また振り返ると、今度は鉄の塊に変わってしまったのです。それでも、にこにこばあちゃんは
『わたしゃほんとにうんがいい』
いつでも明るく言うのです。
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