海の中の、輪廻のお話。

おおきくしてみる?
福音館書店さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

ちいさなあおいさかな

作・絵

松居 スーザン 文/ 原田 ミナミ 絵

出版社

福音館書店

発行日

1992年9月1日

楽しんだ歳

5歳

内容

海の入り江の岩場に、小さな青い魚が棲んでいました。
広い海を見に行きたくても、岩場の入り口に棲んでいるウツボが怖いので、いつも怯えて暮らしているだけなのです。

小さな青い魚は、時々住処の前を横切る大きな緑色の魚に憧れていました。
悠々と泳ぐ姿はとても綺麗で立派なのです。

或る日、緑色の魚は小さな青い魚に声を掛けて来ました。
『さあ、でておいで。こわくはないよ。』
小さな青い魚は緑色の魚に尋ねます。
『あなたは どうして そんなにおおきくて りっぱなんですか?』

月日が経つに連れて自然に大きくなった、という緑の魚は、青い魚を広い海に連れ出しました。

海の中はとても広くて楽しいところでした。

昆布の森や、一面の小石が広がる小石の原では、石の間の苔が食べ放題です。
金色の砂が光る空の見上げ場は、海の中に光が降りてきてとっても綺麗でした。

小さな青い魚は、緑色の魚と毎日散歩に出掛けます。

ところが或る日・・・。

読書後の注意

生と死について描かれたお話です。
申し訳ありませんが、この絵本はまだハードカバーになっていないので、入手は困難です。

でも、心に沁みる良いお話です。

 

17.10/30