スーホと白馬の悲しい友情のお話。

おおきくしてみる?
福音館書店さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

スーホの白い馬

作・絵

モンゴル民話 大塚勇三 再話 / 赤羽末吉 絵

出版社

福音館書店

発行日

1967年10月1日

楽しんだ歳

4歳

内容

モンゴルの楽器『馬頭琴』の成り立ちに関するお話です。

昔、スーホという貧しい羊飼いの少年がいました。
おばあさんと二人で暮らすスーホは、とても歌が上手でした。

ある日、スーホは草原に産み落とされていた一匹の白い馬を見つけて連れ帰ります。

スーホが心を込めて育てた白い子馬は、立派な白馬に成長しました。
そして、夜中に羊達を襲いにきたオオカミにも立ち向かう、勇敢な馬になっていたのです。

スーホはまるで兄弟のように白馬を可愛がりました。

ある年の春、殿様が開く競馬大会で一等になった者は、殿様の娘と結婚できるという知らせが伝わってきました。

スーホは白馬に乗って競馬大会に出場し、見事に一等になります。
でも、スーホが貧しい羊飼いだと知った殿様は、約束を忘れて白馬を取り上げてしまいます・・・。

赤羽末吉さんによって、モンゴルの雄大な地平線が描かれている、素晴らしい絵本の中の一冊。

読書後の注意

とても悲しい御話なのですが、娘の心に感じるものがあるようです。
これからは、このような手ごたえのある絵本を読んであげたいと思います。
 

17.6/20