しろくまさん親子は森の奥に住んでいました。 ある晩、テレビでソフトクリームが映った途端に、しろくまパパはソフトクリームに取り付かれてしまいました。
『明日、町に行って買って来よう』と決心したしろくまパパは、朝になってから出掛けました。
町へ行くのにはバスに乗らなくてはなりません。
丘を越えてバス停に着いたしろくまパパ、もう頭の中はソフトクリームの事で一杯でした。
嬉しくてバスの中でソフトクリームの鼻歌まで歌っています。
でも、バスを降りた途端、車道に飛び出して車に轢かれそうになってしまいました。
クラクションを鳴らされて、おまわりさんに叱られたしろくまパパ、あんまりびっくりしたので、何をしに町へ来たのか忘れてしまいました!
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