水墨画にも似た、ほとんど白黒の絵本なのですが、それがとても良い風味の絵本です。 たぬきのポンは隣村の秋祭りに行きました。
帰り道、酔っ払っていたので、木の根っこにしっぽを引っ掛けて無くしてしまいました。
家に帰ってしっぽが無い事に気がついたポンは、大慌てで探し回ります。
でも、どこにも見当たりません。
しっぽが無くなった狸になってしまったポンは意気消沈してしまいます。
実は、ずる賢いいたちのチョロがポンのしっぽを拾っていました。
チョロはポンのしっぽをエリマキにして使ってしまいます。
村の皆に訊かれても『アフリカのキリンのしっぽ』と言い張って、冬中を過ごしてしまうのです。
ポンのしっぽは元に戻るのでしょうか・・・。
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