結末は一応ハッピーエンドなのですが
民話に似て、どこか不条理です(そこがいいのですが)

おおきくしてみる?
ポプラ社さんより画像掲載の許可を頂いています

題名

しっぽ5まんえん

作・絵

清水 敏伯 作/ 岡本 颯子 絵

出版社

ポプラ社

発行日

2001年6月

楽しんだ歳

4歳

内容

水墨画にも似た、ほとんど白黒の絵本なのですが、それがとても良い風味の絵本です。

たぬきのポンは隣村の秋祭りに行きました。
帰り道、酔っ払っていたので、木の根っこにしっぽを引っ掛けて無くしてしまいました。
家に帰ってしっぽが無い事に気がついたポンは、大慌てで探し回ります。
でも、どこにも見当たりません。
しっぽが無くなった狸になってしまったポンは意気消沈してしまいます。

実は、ずる賢いいたちのチョロがポンのしっぽを拾っていました。
チョロはポンのしっぽをエリマキにして使ってしまいます。
村の皆に訊かれても『アフリカのキリンのしっぽ』と言い張って、冬中を過ごしてしまうのです。

ポンのしっぽは元に戻るのでしょうか・・・。

読書後の注意

あんなに簡単に狸のしっぽが取れるとは思いませんでした。
上の娘は狸のしっぽの構造に興味津津です。
 

17.2/23