おしょうさまのとぼけ具合が最強ですな。

おおきくしてみる?
福音館書店さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

さんまいのおふだ 新潟の昔話

作・絵

水沢 謙一 再話/ 梶山 俊夫 絵

出版社

福音館書店

発行日

1978年1月1日

楽しんだ歳

5歳

内容

新潟に伝わる有名な昔話です。

昔、お寺の小僧さんが、山へ花を採りに出掛けました。
花を採っているうちに日が暮れてしまい、道に迷ってしまいます。

困っていると、山の向こうに灯が見えました。
小僧さん、歩いていって小さな家を見つけます。
そこには白髪のおばばがいて、小僧さんを一晩泊めてくれました。

ところがその晩、おばばが小僧の頭を舐めたり、尻を撫でたりしています。
仕舞には『小僧はうまそうだな』なんて呟いたり。
何と、おばばは、恐ろしい鬼ばさだったのです。

小僧さん、恐ろしくなって便所へ行きますが、鬼ばさは逃がさないように小僧さんに縄を括り付けておきます。

小僧さんが困っていると、便所の神様が出てきて、三枚のお札を渡して逃げるように助けてくれました・・・。

解り易い方言を織り交ぜたリズムの良い文章に、どこか愛嬌のある絵柄を添えた、大好きな一冊です。

読書後の注意

3歳の下の娘も真剣になって聞いています。
頭をペランペラン舐めたり、お尻をザランザラン撫でると、大騒ぎになります。
我が家にあるのはペーパーバックですが、ハードカバーでも出版されています。
 

17.7/18