おさむらいさんは、自分のことを『せっしゃ』と言います。
この絵本は、四角い顔をした『せっしゃ』が主人公です。『せっしゃ』のおつかえしているお殿様はまだ子供なのです。
どうやら養育係であると思われる『せっしゃ』は子供のお殿様に振り回されます。
ある日、お殿様は空に浮かんでいる雲が欲しい、と言い出します。
殿様がどうしても欲しいというので、『せっしゃ』は雲を追いかけますが、雲はどこまでも流れていってしまいます。
追いかけているうちに川に行き着きますが、橋が壊れているのでわたれません。
『せっしゃ』は何と、橋を作ってしまいます。
次は橋が掛けられないほど、大きな川(海?)に差し掛かります。
でも『せっしゃ』は泳げないのです。
はたして『せっしゃ』は雲を捕まえることが出来るのでしょうか?
どこかとぼけた『おさむらいさん』のほのぼのとしたお話です。
|