切なく、心の暖かくなる絵本です。

おおきくしてみる?
ポプラ社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

おれはティラノサウルスだ

作・絵

宮西 達也 文/ 絵

出版社

ポプラ社

発行日

2004年1月

楽しんだ歳

4歳

内容

『ティラノサウルスのえほん』の2作目です。
大昔、恐竜達が住んでいた頃のお話です。

プテラノドンのお父さんとお母さんが子供を育てておりました。
お父さんは『強い子になるんだ』と言い聞かせ、お母さんは『優しい子になってね』と言い聞かせて育てていました。

優しく見守られて大きくなったプテラノドンの子供はどんどん大きくなり、親離れをします。
朝になって、お父さんとお母さんが居ないのに気づいたプテラノドンの子は、泣きつかれて眠ってしまいます。

ところが、岩山の上で眠っているプテラノドンの子を狙って、恐ろしいティラノサウルスが登って来たのです。

その時、火山の噴火で地震が起きました。
ティラノサウルスは岩山のてっぺんから転がり落ちました。
そして崩れた岩の下敷きになって、動けなくなってしまったのです。

ティラノサウルスが恐ろしい事はお父さんに聞いて知っていました。
でもお母さんに『どんな ひとでも こまっていたら たすけてあげるのよ』と教えられたプテラノドンの子は、ティラノサウルスを助ける事に決めたのです。

目を怪我して見えなくなったティラノサウルスに、プテラノドンの子は『おれはティラノサウルスだ』と言いました・・・。

読書後の注意

思わず泣けてしまう絵本です。
プテラノドンの親離れの場面では、説明するのにちょっと苦労しました・・・。
 

17.7/8