きつねのきっこは、山むこうの大ばあちゃんの家へ出掛けます。
籠一杯にたんぽぽを摘んで行く途中、いたちの にい と ちい
に会いました。
2匹のいたちも一緒にたんぽぽを摘んで、大ばあちゃんの家に行く事になりました。きっこの大ばあちゃんは山のお医者さんです。
大きな鍋にたくさんのスープを作っていてくれました。
でも、子からすの喉に骨が刺さって困っている母さんからすが、大おばあちゃんの呼びに来たのです。
大ばあちゃんはきっこ達にお鍋の番をしているように頼むとからすの家に行ってしまいました。
きっこたちがお鍋に訊きます
『おなべおなべ にえたかな?』
お鍋は答えます。
『にえたかどうだか たべてみよ』
蓋を開けると綺麗な色のにんじんスープでした。
でも、味見をするとまだ人参が硬いようです。
又蓋をしてしばらく煮てからきっこ達が尋ねます。
『おなべおなべ にえたかな?』
またまたきっこ達は味見をします。
でも、段々お味見する動物達が増えてきて・・・。
何回もお味見しているうちににんじんスープが無くなっちゃいました!
繰り返しが楽しくて、美味しそうな絵本です。
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