とても心に染み入るティラノサウルスの物語。

おおきくしてみる?
ポプラ社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

おまえうまそうだな

作・絵

宮西 達也 文/ 絵

出版社

ポプラ社

発行日

2003年3月

楽しんだ歳

5歳

内容

大昔のお話です。
卵が一つ転がっていました。
火山の噴火で起こった地震で卵が割れて、中からアンキロサウルスの赤ちゃんが生まれました。

けれどもアンキロサウルスの赤ちゃんは一人ぼっちなのです。
寂しくて、鳴きながら歩いていると・・・。
よだれを垂らしたティラノサウルスに出会ってしまいました。

『おまえ うまそうだな』
そう言ってアンキロサウルスの赤ちゃんを食べてしまおうとした時・・・

『おとうさーん』
といって、アンキロサウルスの赤ちゃんはティラノサウルスにしがみついたのです。

なんと『おまえ うまそうだな』と言われたのを、自分の名前は『うまそう』で、自分の名前を知っているティラノサウルスはお父さんだと勘違いしてしまったのです。

ティラノサウルスは『ウマソウ』と一緒に暮らす事になりました。
そして『おとうさんみたいになりたい』という『ウマソウ』の言葉に心が痛むのです・・・。

読書後の注意

ラストがとても切ないお話です。
大人にも心に沁みるお話ですので、何度も読みたい絵本です。
 

17.11/7