おっきょちゃんは、『きよ』と言う名の女の子です。
『おきよちゃん』が縮まって『おっきょちゃん』という呼び名になりました。おっきょちゃんが一人で裏の川で遊んでいると、どこからか呼び声がしました。
見ると、水の上に河童の子が顔を出しています。
河童の子の名前は『ガータロ』。
水の中では河童のお祭をしているのに誰も遊びに来ないので、おっきょちゃんをお客さんにしようと思って出てきたのでした。
おっきょちゃんは一度うちに帰って、お祭のゆかたを着てから水の中の河童のお祭に出かけました。
途中の畑でもぎ取った数本のきゅうりをお土産にして・・・。
ガータロと河童のお祭りを楽しんでいたおっきょちゃんでしたが、大人の河童に見つかって、胆を取られそうになってしまいます。
でも、お土産のきゅうりを出した途端に、河童のみんなのお客さんになりました。
そして、お祭のお餅をもらって食べました。
そのお餅を食べると、お父さんのことも、お母さんのことも、みんな忘れてしまうのです・・・。
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