小さな男の子のいる床屋さんは、とても古い床屋さんです。
建物が古いので『お客さんが来なくなる』と、床屋の奥さんは心配しています。床屋には『キンジロウ』という猫がいました。
昼間は寝てばっかりの猫です。
男の子は、寝てばかりの『キンジロウ』があまり好きではありませんでしたが・・・。
ある晩、男の子は見てしまいます。
『キンジロウ』は夜になると、近所の猫達を集めて床屋さんになるのです。
猫のとこやさんに来るお客さんの個性的なこと!
くるくるパーマをかけるペルシャ猫に、『ちゃぱつ』にしてしまうおばあさん猫までいます!
『キンジロウ』はチョッキンチョッキン、忙しそうに働いているのです。
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