僕は、一日に一回は泣く。 転んで泣いて、ぶつけて泣いて、けんかして泣いて、しかられて泣いた。
悔しくても泣いて、迷子になって泣いて、嬉しくて泣いて、怖くなって泣いた。
お母さんが病院に入院しているので、お別れで泣いて、病院から帰って来たので久しぶりに会えても泣いた。
犬のシロが死んでも泣いた。
赤ちゃんはすぐに泣くけれど、大人が泣いているところを見たことがない。
お母さんはテレビを見て涙を拭いたのを見たことがあるけれど、包丁で指を切っても泣かない。
僕はどうして泣くんだろう。
泣くという事を考えさせる絵本です。
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