この絵本も、名作中の名作。

おおきくしてみる?
岩崎書店さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

モチモチの木

作・絵

斉藤 隆介 文/ 滝平 二郎 絵

出版社

岩崎書店

発行日

1971年11月20日

楽しんだ歳

5歳

内容

豆太は、峠の猟師小屋にじさまと二人暮らしです。

猟師小屋の前には、豆太が名づけた『モチモチの木』がありました。
秋になると、沢山の実を落としてくれる大きな木です。
その実をじさまが臼で挽いて、粉にしたものを餅にこねあげるととても美味しいのでその名がつきました。

でも夜になると、豆太は『モチモチの木』が恐ろしいお化けの様に見えてしまうのです。

ある日、じさまが今晩は『モチモチの木に灯がともる晩』だと教えてくれました。
それは山の神様のお祭りで、勇気のある1人の子供しか見ることができないと言うのです。
じさまも、豆太の死んだおとゥも見たことがあるらしいのです。

でも、それを見るには、真夜中に1人で外へ出なくてはなりません。

臆病で夜1人で外の雪隠(トイレ)へ行くこともできない豆太は、『オラワ、トッテモダメダ・・・』と恐ろしくなって布団を被って寝てしまいます。

その晩、じさまの唸り声で豆太は目を覚ましました。
じさまは腹を抱えて苦しがっています。
豆太は急いで医者を呼びに飛び出しました!

読書後の注意

滝平さんの切絵がとても美しく印象的な絵本です。
でも、子供の頃はやっぱりモチモチの木が怖かった覚えがあります。
 

17.8/12