森の近くの家の蔵に、ねずみばあさんが住んでいました。 ある日、森の『のねずみこどもかい』から手紙が届きます。
森のひなまつりに、蔵の中のおひな様を連れて来て欲しい、と言う手紙でした。
躊躇するねずみばあさんですが、おひな様達はすっかり行く気になってしまいました。
おひな様一向は、ゆるり、ゆるりと出掛けます。
途中まで子ねずみ達が迎えに来てくれたので、森のひな祭りは、森の狐や狸やうさぎ達と楽しく行われます。
けれども、のんびり屋のお雛様達、帰る頃には冷たい風が吹いてきて、雪も舞い始めてしまいました。
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