豆粒くらいの小さな子牛、まめうしくんのお話です。 ある朝、まめうしくんがお母さんのおっぱいを飲んでいると、おかあさんが言いました。
『あしたは あなたも おにいちゃんね』
まめうしくんは、びっくりしてしまいます。
明日には、まめうしくんの妹か弟が生まれるのです。
不安になったまめうしくんが、心配のあまり変な夢を見ている内に、もう妹が生まれてしまっていました。
妹の名前は『ひめうし』ちゃん。
お兄ちゃんになったまめうしくんは、一生懸命ひめうしちゃんの世話をしてあげます。
りんごや、さつまいもを美味しそうに食べたり、芋虫は食べちゃいけないと教えてあげたり。
どんぐりの帽子をかぶって、坂道をごろごろと転がる遊びを教えてあげたりします。
ある時、まめうしくんはひめうしちゃんを連れて、葉っぱの船に乗って冒険します。
でも、遠くまで来過ぎてしまった二人は帰り道をてくてく歩き出しますが・・・。
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