豆粒ぐらいの小さな子牛、まめうしくんのお父さんは、とっても大きい牛です。
どうやら、普通サイズの牛よりも大きく見えます。いつもは何処にいるのか分からないお父さんですが、まめうしくんが穴に落ちたりして困っていると、何処にいたって駆けつけてくれる、頼もしいお父さんなのです。
まめうしくんのお父さんは何もかも大きいのです。
でも、角には沢山のひびや傷があります。
まめうしくんをいじめるカラスを追って、大きな木を倒しちゃった時についた傷もあるんです。
まめうしくんは、大きくて、無口で、強いお父さんが大好きです。
でもね、お母さんがそっと教えてくれましたよ。
お父さんも子どもの時は、まめうしくんよりも小さくて泣き虫だったんですよ・・・。
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