都会の月も、田舎の月も
名月を愛でる気持ちは一緒です。

おおきくしてみる?
金の星社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

こんやはおつきみ

作・絵

谷 真介 文/ 北田 卓史 絵

出版社

金の星社

発行日

1980年10月

楽しんだ歳

5歳

内容

マキちゃんのお父さんは、個人タクシーの運転手さんです。

マキちゃんも一緒にお父さんのタクシーをお掃除しました。
お父さんは、今日はお昼からお仕事です。
『今日は遅くなるから・・・。』
そういってお仕事に出掛けたお父さんでしたが・・・。

最初のお客さんはススキを持っているおばあさん。
今日はお月見だから、孫のために田舎からススキを持ってきた、と言うお婆さんの話を聞いて『今夜はおつきみかあ・・・』と思いました。

お父さんは町の中を走るタクシーの運転手ですから、町の中はとても詳しいのです。
でも、ススキの生えている野原は何処にあるのか、思い当たりませんでした。

そして、デパートの花屋さんでススキを買った親子連れを乗せました。
マキちゃんと同じ歳くらいの女の子は、家に帰ったらお月見をするのだと、とても嬉しそう。

お父さんは夕方まで仕事をすると、今日の仕事を終わりにする事に決めました。
今夜はマキちゃんと一緒に、お月見をするのです。

美味しいお団子屋さんでお団子を買って、ススキを採って・・・。
でも、ススキの生えている所がわかりません。
ススキの無いお月見では寂しいですね・・・。

都会の真ん中で、ススキを探すお父さんのお話です。

読書後の注意

今年の中秋の名月は18日。
綺麗なお月様が見られると良いですね。
 

17.9/15