『こん』はきつねのぬいぐるみです。
『あき』が生まれる時に、おばあさんから赤ちゃんの『あき』のお守りをするように頼まれてやってきたのです。こんはあきにしゃぶられたり、尻尾をもって引きずられたりしながらも、一緒に遊ぶのが大好きでした。
それでも、あきは段々大きくなり、こんの背をはるかに越えて大きく成長していくうちに、こんは段々と古くなってきてしまいました。
ある日、とうとうこんの腕が綻びてしまいます。
こんは『さきゅう町』に住むおばあさんに、腕の綻びを直してもらおうと出掛けることにしました。
もちろん、あきも一緒に出掛けます。
途中、お弁当を買いに電車を降りたこんが、電車に乗り遅れそうになったり、ドキドキする出来事がありますが、最後にはほっとする絵本です。
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