『そらまめくん』でご存知の、なかやみわさんの絵本です。
『きりかぶのおはなし』の中の一冊。年老いたきりかぶは、切られてしまってがっかりしていました。
木だった時の事を懐かしがってばかりいたのです。
そんなきりかぶの隣に、ある日たんぽぽが咲きました。
きりかぶは嬉しくなってたんぽぽに話しかけますが、たんぽぽは憎まれ口ばかり。
『そばには おいぼれた きりかぶしか いないし、もっときれいな はらっぱで 花を咲かせたかったわ』
きりかぶとたんぽぽは毎日喧嘩をばかりしていました。
そんなある日、たんぽぽはぐったりして、花びらが段々ひからびて来てしまいます。
きりかぶは心配で心配で・・・。
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