ティラノサウルスと優しい海竜の友情のお話。

おおきくしてみる?
ポプラ社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

きみはほんとうにステキだね

作・絵

宮西 達也 文/ 林 明子 絵

出版社

ポプラ社

発行日

2004年9月1日

楽しんだ歳

4歳

内容

ティラノサウルスの絵本、3作目です。

大昔の事。暴れん坊で、ずるくて、自分勝手なティラノサウルスがおりました。

小さなスティラコサウルスの群れを、からかい半分に追いかけています。
海に面した崖の上に追い詰めたの時、なんとその崖がガラガラと崩れていってしまったのです。

ティラノサウルスは海の底へ沈んでしまいました。
『たすけて』と言っても誰も助けてくれません。
今まで皆に意地悪をしてきた事を悔いたその時、突然海の底から海面へ放り投げられたのです。

ティラノサウルスを助けてくれたのは、海竜のエラスモサウルスでした。
陸上のティラノサウルスの悪行を知らないエラスモサウルスは、
『海の中にも乱暴で弱いものいじめをするひとがいる。陸の上にもティラノサウルスっていう乱暴ものの恐竜がいるんでしょう?』と尋ねてきました。

今までの悪行が恥ずかしくなったティラノサウルスは『ティラノサウルスなんて知らない!』と思わず言ってしまいます・・・。

そしてティラノサウルスとエラスモサウルスの奇妙な交流が始まるのです・・・。

読書後の注意

涙無しには読めない、切ない絵本です。
子供にしみじみと読んで聞かせて欲しい絵本です。
ただ、恐竜の名前の連続に、舌を噛みそうになっちゃいます。
 

17.7/12