いずみがもりの中の一角に、からすのパンやさんがありました。 パンやさんの家に四羽のかわいい赤ちゃんが生まれたので、からすのお母さんもお父さんも仕事が手に付かない位、可愛がって世話をしていたのでした。
パンやさんの仕事がしっかり出来なくなってしまったからすのパンやさんは、お客さんが段々来なくなって貧乏になってきてしまったのです。
大きくなったからすの赤ちゃん達のおやつは、売れ残った失敗パンです。
でもあんまり美味しそうに失敗パンを食べているものですから、お友達は皆、そのパンを欲しがりました。
からすのパンやさんちの4羽が、傾きかけたパンやを立て直すお話しです。
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