カッパのごちそうは『しりこだま』じゃ無いですよ。

おおきくしてみる?
童心社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

カッパのごちそう

作・絵

阿部 夏丸 文/ 渡辺 有一 絵

出版社

童心社

発行日

2004年7月15日

楽しんだ歳

5歳

内容

暑い暑い夏の日、男の子が川へ遊びに行きました。

買ってもらったばかりの水中眼鏡とシュノーケルで、川の中を探検します。
川の中の生き物を観察している内にへんな魚を見つけました。
そのへんな魚を追いかけているうちに、男の子は川の深みで足を流れにすくわれました。

いくらもがいても、川に流されて溺れそうになったその時、背中から誰かの声が聞こえました。

『あわてるな、あわてるな。』

声の通りに川の流れに身を任せていると、浅瀬に流れ着いて助かりました。
お礼を言おうと背中を見ると…
なんと背中に張り付いていたのは、痩せっぽちのカッパです!

カッパは男の子にいろんな事を教えてくれました。
川の流れに身を任せる『川ながれのじゅつ』や、網で魚をとる『ゴジラのじゅつ』、川底の石の裏の生き物を捕まえる『石めくりのじゅつ』。

川で遊ぶ為の色んな『じゅつ』を教えてもらって、男の子は大満足でした。
でも、良く見ると痩せっぽちだったカッパが、いくらか太ってきた様に見えます。

実は、カッパのごちそうは…。

読書後の注意

川遊びに行きたくなる、男の子が好きそうな絵本です。
でも、川へ遊びに行く時は、充分気をつけましょう。
 

17.10/12