せなけいこさんの、おばけ絵本です。 かみなり様というのは、トラの皮のふんどしを締めて、太鼓を背負ってごろごろならしている鬼の事を言いました。
ぴかぴかいうのは、鬼の金歯が光って見えるのです。
ある時、かみなりさまが息子を連れて雷の仕事に出掛けました。
調子く『ごろごろぴかぴか』息子は『ころころぺかぺけ』と雷を鳴らしておりました。
ところが良い気持ちになって『ころころぺかぺか』しているうちに、かみなりの息子は雲の切れ間から足を踏み外して下界に落っこちてしまいます。
なんと、落っこちた先はトラの頭の上でした!
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