いちご畑の土の中にちいさなおばあさんが住んでいました。 おばあさんはいちごがなると赤い色をつけるのが仕事でした。
ある年、急に暖かくなったので、いちごがいつもより早くなりそうになりました。
いちごを赤くする色の水を作らなくてはならないおばあさんは大慌て。
地下深くの湧き水をくみ出しに、何回も階段を昇ったり降りたり、水を赤くする石を掘り出したり、大忙しです。
赤い水が出来上がってからも、おばあさんはいちごの一粒一粒にハケで塗らなくてはなりません。
働き者のおばあさんのちょっとハラハラするお話です。
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