せなけいこさんの『おばけえほん』です。 主人公は、お侍さん。
川べりに馬を繋いで、釣りをしておりました。
すると突然、馬が大騒ぎし始めます。
馬の尻尾には小さな河童が取り付いていて、馬を狙っていたようです。
お侍さん、魚は釣れなかったけれど、小さな河童を捕まえて家へ帰ったのでした。
その晩、親の河童がやって来て、子供を返して欲しいと言って来ました。
お侍さん、もう馬を狙わない事を約束させて、子河童を帰して遣りました。
次の日、お侍さんが釣りをしていると、親河童が出てきて、小さな笛をくれました。
その笛を『ひゅるひゅる』と吹くと、魚が沢山集まってきて、大漁になったのでした。
それを見ていた髭面の意地悪お侍も、河童の笛を手に入れようと、子河童を捕まえようとしましたが・・・。
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