昔、どこかで読んだ事のある日本の昔話です。 むかし、森中の鳥たちは、ふくろうのそめものやに体を綺麗な色に染めてもらっていました。
ふくろうは壷の中の染料で、刷毛を使って鳥たちの体を染めあげるのです。
同じ頃、からすは真っ白で綺麗な体を自慢していました。
でも、他の鳥たちが綺麗な色になるのを見て、自分も染めてもらおうと、ふくろうの所へ飛んでいきます。
からすは欲張りでした。
『桃色がいい』と言ったかと思うと、『青の方が目立つ』『黄色が綺麗かな』と次々に注文をつけます。
そのうち、ふくろうは腹を立ててしまい・・・。
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