とても豪快な絵の『ひもの』のお話です。 夏休み、家族で海辺の旅館に遊びに来た『ぼく』は、朝ごはんのメニューに不満がありました。
大人のおかずには大きな干物がついているのに、子供のおかずには干物がついていないのです。
『ひものが食べたいなあ』
と言ったのに、父ちゃんは分けてくれないで、骨まで食べてしまいました。
父ちゃんは『これよりうまいひものをたべてみたくないか?』と訊いてきます。
父ちゃんと『ぼく』は民宿を出て、港の魚屋さんに入ります。
そこで新鮮なアジを買い込みました。
家に帰ったら、なんと父ちゃんがアジのひものを作るのです!
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