一口に幽霊といっても、幽霊にも個性と言うものがあるようです。

おおきくしてみる?
童心社さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

はらぺこゆうれい

作・絵

せな けいこ 文/ 絵

出版社

童心社

発行日

1999年6月20日

楽しんだ歳

3歳

内容

あるところにはらぺこな幽霊がおりまして。
いつも食べ物を探しておりました。

そんな時、昔の仲間だった幽霊にばったり出会います。
それがいかにも恰幅の良さそうな幽霊でした。
どうしたら食べ物がもらえるのか尋ねて見ましたら
『幽霊は透明だから、悪戯すると怖がって食べ物を供えてくれるよ』

はらぺこ幽霊も悪戯をする事に決めました。
杵と臼を見つけて、その杵を持ち上げてみます。
幽霊は透明で見えません。
杵が勝手に臼をついているのを見て、人間はおどろきます。

・・・が、怖がりません。
ひとりでにお餅がつけるので、神様・仏様の御蔭だと勘違いしてしまいます。

勝手にお餅がつけるので、あとからあとから餅米を入れて、はらぺこ幽霊に沢山お餅をつかせました。
そして、そのお餅はみんな人間が持って行ってしまったのです。

何とも間抜けなはらぺこ幽霊、お腹が空き過ぎてばったり倒れてしまいます。
それを見ていた閻魔大王、はらぺこ幽霊を連れてくるように言いつけますが・・・。

いかにも間抜けなはらぺこ幽霊ですが、ラストもいかにも間抜けなラスト。
これだから、せなけいこさんのおばけ絵本は止められません。

読書後の注意

果たして幽霊のお腹が空くのか?
世間一般の幽霊のイメージから掛け離れてしまうかも・・・。
 

17.9/7