ろばさんのどんぐりは何に化けてしまうのかな?

おおきくしてみる?
ひさかたチャイルドさんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

どうぞのいす

作・絵

香山 美子 文 /柿本 幸造 絵

出版社

ひさかたチャイルド

発行日

1981年11月

楽しんだ歳

3歳

内容

うさぎさんが、小さな椅子を作りました。
うさぎさんが作った印に短いしっぽをつけた、可愛らしい椅子です。

うさぎさん、どこへ置こうか、いい考えが浮かびます。
『どうぞのいす』という立て札を隣につけて、大きな木の下に置くことに決めました。

木の下に置かれた『どうぞのいす』、最初にやってきたのはろばさんでした。
ろばさんはどんぐりを沢山拾ってきた帰りだったのです。
『どうぞのいす』に背中に背負ったどんぐりの籠を置くと、自分は大きな木の陰で一休み。
ついついお昼寝をしてしまいました。

くまさんがやって来て『どうぞのいす』に置いてあるどんぐりを見つけました。
『どうぞのいす』の立て札を見て、
『どうぞならば えんりょなく いただきましょう。』
と、どんぐりを全部食べてしまいました。

でも、くまさん食べてしまってから
『からっぽにしてしまっては あとのひとにおきのどく。』
と、手に持っていた蜂蜜を一瓶、どんぐりの代わりに籠に置いて行きました。

次にやってきたのは、きつねさんです。
きつねさんも『どうぞのいす』の立て札を見て、置いてあった蜂蜜を一瓶、全部なめてしまいます。
でもやっぱり『あとのひとにおきのどく』と、手に持っていた焼き立てのパンを籠に入れて行きました・・・。

読書後の注意

皆があとの人を思いやって何か置いて行くお話しです。
ろばさんのどんぐりは最後には何に代わっているのかな?
 

17.10/16