ぶたよりも走るのが遅い、おおかみがいました。 走るのが遅いのでぶたを捕まえた事がありません。
それどころか、ぶた達にからかわれる始末。
おおかみが悔しくて泣いていると、きつね博士が通りかかりました。
『足の速くなる薬が欲しい』と訴えるおおかみを、きつね博士は怪しげな研究所に連れて行きました。
そして、怪しげな『ぶたのたね』をおおかみに渡すのです。
おおかみが『ぶたのたね』を撒いて、『早くおおきくなるくすり』をふりかけると、早速芽が出てきました。
おおかみは毎日毎日、『早くおおきくなる薬』を掛けました。
すると『ぶたの木』は一週間で大木になりました。
そして、沢山のぶたが枝になったのです!
大喜びしたおおかみでしたが・・・。
|