『くま式うがい』『くま式ねつさまし』。
ホントに効くならお願いしたいです・・・。

おおきくしてみる?
福音館書店さんより画像掲載の許可を頂いています。

題名

ぼくびょうきじゃないよ

作・絵

角野 栄子 文/ 垂石 真子 絵

出版社

福音館書店

発行日

1989年2月1日

楽しんだ歳

5歳

内容

明日は親戚のお兄ちゃんと、氷の張った池に穴を開けて釣りをする約束をしたのに、ケンは風邪をひいてしまいました。
絶対に釣りに行きたい!と思って歌を歌ってごまかそうとしたけれど、お母さんにはばれてしまいます。
お熱はあるし、胸はひゅーひゅー音がします。
『明日釣りに行ける?』
訊いてもお母さんは難しい顔です。

ケンはお母さんの言うとおりにベットに入りました。
でも『ぼく びょうきじゃないのに。あした つりにいけるのに。』と不満顔です。

その時、ドアがとんとんと音がしました。
ドアを開けると、白衣を着た大きな熊が、鞄を持って立っていたのです。

くまのお医者さんは違う熊の子の所に往診に行くところでした。

くま先生、親切にケンの喉を診察してくれます。
そして、喉の腫れを取る『くま式うがい』の方法を教えてくれました。
『ゴロゴロ ガラガラ ガラッパチ。
ガラゴロ ガラゴロ ゴロッパチ。
クチュクチュ ペッペの クマッパチ』
これを3回繰り返すように言うと、くま先生は急いで帰ってしまいました。

ケンがくま式うがいをすると、のどはすっきり。咳も出ません。
でも、まだ熱はあるし、胸はひゅーひゅー言っているので、ケンはくま先生に全部直してもらえばよかった、と思いました。

その時、またドアがとんとんと叩かれて、また道を間違えたくま先生が現れました。

今度は、くま先生に『くま式ねつさまし』をしてもらいます。
そしてくま先生は、病気のくまくんの所へ急いで行ってしまいました。
するとたちまち熱は下がってしまいましたが、まだ胸がひゅーひゅー言っています。

『くませんせい、またきてくれないかなあ』
ケンが待っていると、またまたドアがとんとん・・・。

かなり方向音痴の、くま先生のお話。

読書後の注意

子供は熱があっても矢鱈元気ですね。
『くま先生、来ないかな。』
くま先生に憧れても・・・困ります。
 

17.9/5